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2018/12/22

紛争ダイヤモンド

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シエラレオネのダイヤモンド鉱山を目指して悪路を走っていた時のこと。

泥だらけの男性が近づき、口の中から小さな粒を吐き出した。

『今朝見つけたダイヤモンドだ。買わないか?』

1カラットくらいのダイヤモンド、彼の売値は500ドルだという。

『このダイヤが売れたらバイクを買ってバイクタクシー屋になる。もう二度と鉱山では働かない。』

 

映画【ブラッドダイヤモンド】で一躍有名になった、シエラレオネのダイヤモンド鉱山。

今でも大勢の人々が、一攫千金を夢見てダイヤを掘り続ける。

しかしその多くはダイヤを見つけることができず、厳しい暮らしを強いられる。

1991年、反政府組織が東部のダイヤモンド採掘地域を襲撃。

これが内戦へとつながり、長期化するにつれ激化し、兵士達は理性を失い殺人機械と化した。

多くの人々が殺され、手足を切り落とされた。村は焼かれ、人々は逃げ惑い、首都は破壊され、国は崩壊した。

この壮絶な内戦は政治問題でも部族対立でも宗教闘争でもなく、純粋にダイヤモンドをめぐる争いであった。

 

シエラレオネには研磨技術が無いため、全て原石のまま海外に売られる。

『今では管理体制が敷かれダイヤの売買は管理されている』と国は主張するが、未だに原石の裏取引は多い。

『父親は100カラットのダイヤモンドを見つけた。2億円で売れたんだ!』とダイヤの売人は自慢した。

 

戦争を引き起こし、貧困の原因にもなるダイヤモンド。

途上国にとって、資源があることは決して良いこととは限らない。